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井原市立田中美術館(いばらしりつでんちゅうびじゅつかん)

井原市立田中美術館

田中美術館は、近大彫刻界の巨匠・平櫛田中(ひらくしでんちゅう)の作品を保存展示して、長くその偉業をたたえると共に、文化の向上に資するため、昭和44年に「田中館」として開館しました。昭和48年には博物館法により登録され、「田中美術館」と改称、昭和58年、市制30周年を記念して新館を開館しました。
所蔵品は、生前に田中が市内の小・中・高校へ寄贈していた作品や、「田中館」の開館により新しく寄贈された作品と、田中没後遺族から贈られた遺作・遺品を中心とし、田中との関係の深い日本美術院の作家および平櫛田中賞受賞作家の作品があります。
また3階には、田中が数々の名作をつくり出した東京上野桜木町のアトリエを再現し、当時の面影を偲ばせています。

基本情報

所在地岡山県井原市井原町315
TEL0866-62-8787
ホームページhttp://www.city.ibara.okayama.jp/denchu_museum/index.html
開館時間9:00~17:00(ただし入館は16:30まで)
休館日毎週月曜日(月曜日が祝日または振替休日の場合はその翌日)
年末年始(12月28日~1月4日)
展示替期間
入館料一般400円(300円)
小中校生および65歳以上の高齢者は無料
※( )内は団体20人以上
特別展は別に定めます。

アクセス

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アクセス

【車】山陽自動車道笠岡ICより北へ20分

【電車】井原鉄道井原線井原駅より徒歩10分

駐車場普通車64台 大型バス5台

平櫛田中(ひらぐしでんちゅう)

平櫛田中 1872生~1979没。
平櫛田中(本名倬太郎)は後月郡(現在の井原市)で生まれましたが、生家が田中で平櫛は養子先の姓で、このふたつの姓を組み合わせて平櫛田中と号しています。

5歳で小学校に入学し14歳まで通学しました。その間に漢学と英語を学ぶために遠くの塾に通いました。その頃からの漢学に対する造詣が、彫刻家としての人間形成の素地になっています。

向上心の盛んな田中は大阪に出て丁稚奉公をしながら中学校に通うことを念じましたが現実は厳しく夢は叶いませんでした。 そのうち、寸暇を得て美術館や展覧会を見て回るうちに、彫刻をしたいという希望を持ち始め人形師中谷省古の門に入って技を磨くかたわら、奈良の各寺院の仏像や美術品を見て歩き多くの名作に接して感慨を深くしていった。

明治30年上京し高村光雲について木彫りの技術を磨きました。
明治30年から明治40年の間は田中にとって苦難の道でしたが、この間に西山禾山師から禅の提唱を受けたことによって、よく苦しみに克ち木彫りへの前進をおこたらなかったことが、後の田中を形成した要素ともなっています。

明治40年、岡倉天心は第一回の文部省展覧会にあたって、絵画部門に劣らず彫刻部門でも程度を高めようと、田中ら6名の少壮彫刻家を自宅にまねいて彫刻振興の方策を議しかつ論じました。
岡倉天心の5年間の峻厳な批判と知遇と激励が田中の作風に大きな影響を与えたことは否めません。

国立劇場正面に置いてある「鏡獅子」の大作は20年の歳月を費やして制作したものを寄贈したものです。芸術大学構内にも寄贈された作品を集めて田中記念室が設けられています。
もちろん、郷里井原市の田中美術館にも数々の作品を収めてあります。

昭和54年12月30日、東京小平市の自宅にて逝去。数え108歳の大往生でした。

※平櫛田中の肖像は田中美術館より提供されたものです。
※本文は「崑山片玉集」を参照・転載しました。